お知らせ:BOM/部品表に関する2件のセミナー講演を行います(11月28日・名古屋、12月17日・東京)

11月と12月に、BOM/部品表に関連して、2件のセミナー講演を行います。前者はエンジニアリング・チェーンとPLMに関する話題(無料)で、後者は6月に行ったセミナーのアンコール講演(有償)です。

このところBOM関係の講演依頼が増えているのは、あらためて設計から製造への機能的な橋渡しについて、悩む企業が増えているためではないかと想像します。

製造業ではよく、「サプライチェーン」と「エンジニアリング・チェーン」が生産でクロスする、という説明がなされます。下図はわたしがときどき講演で使ってきたチャートで、横軸は左から右に向かって、物づくりの順番にサプライチェーンが描かれています。生産計画から始まって、調達→生産→出荷→販売→保守、といった流れです。これに対して縦軸は、上から下に向かって、マーケティングからはじまり、企画→製品開発→工程設計→試作→量産準備、という製品開発の流れを示します。これを「エンジニアリング・チェーン」と呼ぶわけですが、両者が交わるのが『生産』です。
そしてPLM(Product Lifecycle Management)と呼ばれるソフトウェアは、「製品の企画・設計から保守・廃棄にいたるプロセス全般を管理する」仕組みの提供を目的としています。もっとも、PLMソフトは普通、エンジニアリング・チェーンの側をサポートし、生産計画や生産・物流などはSCMソフトウェアが面倒を見ます。両者の統合の要は、部品表/BOMデータベースで、その中にE-BOM→M-BOMが整合性をとって格納されるのが理想形です。

ところが現実には、2つのチェーンの流れは、この図のようなきれいな直交形に統合しにくいのです。それは、もともとこの図が、量産型の製造業を念頭に置いて作られたからです。一方、日本の多くの企業では、もはや受注生産、とくに個別性の強い受注設計生産の形態が主流になっています。したがって、BOMのあるべき姿について、現下の状況に応じて皆が考える必要が出てきている訳です。

2つのセミナーはテーマも内容も異なりますが、この主題をめぐって皆さんと一緒に議論できればと思っています。関心ある方のご来聴をお待ちしております。


<記>

(1) 「BOM/部品表とエンジニアリング・チェーンのマネジメント

日時: 2019年11月28日(木) 13:30~14:35
テーマ: 「BOMで改善! 中小企業の設計効率を上げる業務改革」
主催: エスツーアイ(株)+ダッソーシステムズ(株)
会場: 〒450-0002 名古屋市中村区名駅4-7-1
     ミッドランドスクエア 5F ミッドランドホール会議室A

セミナー詳細: 下記をご参照ください(無料、定員30名)


(2) 「BOM/部品表の基礎と効果的な活用ノウハウ ~演習付~

日時: 2019年12月17日(火) 10:30~17:30
主催: 日本テクノセンター
会場: 〒163-0722 東京都新宿区西新宿二丁目7番1号
     小田急第一生命ビル22F

セミナー詳細: 下記をご参照ください(有償です)



以上、よろしくお願いします。
               (佐藤知一)





お知らせ:BOM/部品表に関する2件のセミナー講演を行います(11月28日・名古屋、12月17日・東京)” に対して2件のコメントがあります。

  1. 長井剛雄 より:

    佐藤知一様
    住友重機械ビジネスアソシエイツ(株)の長井剛雄と申します。昨年6月の日本テクノセンターでの部品表の講習会に参加させていただきました。大変勉強になりました。ありがとうございました。
    講習の中で特にMESは将来、製造業の情報のハブになるというお話に強く惹かれました。これが縁となり、たまたま会社の中期計画の重点課題にも生産革新(スマート工場の実現)という事項があったので、MESの構想と構築課題に情シ側の人間として参加させてもらうことになりました。
    イメージ作りから構想まで何から何までこれからなのですが、勉強するに当って、見るべき書籍とか(MES入門は入手できました)、できれば事例として工場見学をしたいのですが、見るべき(見ることができる)工場等、ご教示していただければありがたいです。
    突然のぶしつけなお願いで大変申し訳ございません。よろしくお願い致します。

    住友重機械ビジネスアソシエイツ(株)
    情報システム部 業務プロセス変革グループ
    長井剛雄
    E-Mail:takeo.nagai@shi-g.com

  2. Tomoichi_Sato より:

    > 長井剛雄様、
    セミナーが多少なりともお役に立ったようで何よりです。ご質問の件は、メールにて返信させていただきます。

    佐藤知一

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